ロレックス GMTマスター ペプシの買取価格についてまとめました。旧作(Ref.16710や16750、16700など)と現行モデルのペプシカラーで調査。これまでの価格推移から、資産価値についても探っていきます。
目次
- GMTマスターペプシの買取相場
- Ref.16750の買取価格
- Ref.16700の買取価格
- Ref.16710の買取価格
- Ref.126710BLROの買取価格
- GMTマスターペプシRef.16710の買取価格推移
- 激レア『スティックダイヤル』と『チャック・イェーガー』
- GMTマスターペプシの資産価値
- まとめ
GMTマスターペプシの買取相場
では早速、GMTマスターペプシの買取価格について、確認していきます。ペプシカラーのバリエーションは、現在まで複数のリファレンスナンバーで展開されておりますが、その中から代表的なステンレス製のモデルをピックアップにて、お伝えしていきます。
Ref.16750の買取価格
Ref.16750は、1980年~1988年頃まで製造された旧作モデル。GMTマスターシリーズ第三作目です。
▼買取価格
¥600,000 ~ ¥3,000,000
製造期間中、文字盤のマイナーチェンジが1度あり、その前なのか後なのかで買取価格は大きく変化します。高額なのは、フチなしと呼ばれるマイナーチェンジ前の個体となります。
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→ 16750 買取相場一覧。ロレックス GMTマスター、一番高く売れるお店は?
Ref.16700の買取価格
Ref.16700は、GMTマスターが2のみの展開になる前の最終モデルです。1990年からGMTマスター2と併売され、1999年まで製造されていました。
▼買取価格
¥600,000 ~ ¥1,900,000
先ほどのRef.16750ほどではありませんが、やはり個体によって買取価格は大きく異なります。そこまで古いモデルではなく、流通個体数も多いモデルなので、保管状態次第で査定額が変わるといったところです。
特に未使用品や美品への値付けが、強く優遇されている状況です。(ブレスレットバックル部分が一度マイナーチェンジされていますが、その前後での価格差は見られませんでした。)
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Ref.16710の買取価格
Ref.16710は、GMTマスター2のセカンドモデルです。ペプシカラーは、1999年のGMTマスター統一化のタイミングから追加されました。
▼買取価格
¥578,000 ~ ¥1,318,000
1990年~2007年と、長きにわたり製造されたモデルなので、その間のマイナーチェンジも5回と多くなっています。その仕様の違いによって、査定価格も異なります。特に金額に差が出るのは、最初期の個体(1998年以前)と、最後期の個体(2003年以降)となります。
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Ref.126710BLROの買取価格
2018年に登場した最新モデルのペプシがRef.126710BLNRです。前作Ref.16710が廃盤になった2007年以降、ペプシカラーのステンレススチールモデルは一時的に姿を消していましたが、多くの要望に応える形で復活しました。
▼買取価格
¥1,086,000 ~ ¥2,065,000
発売からまだ2年ほどなので、マイナーチェンジはありません。査定額の差は、売り先選定と個体の状態によってのみ変化します。
ロレックスのスポーツモデルと言えば、定価以上での販売が当たり前ですが、モノによっては買取価格ですら定価を上回ることがあります。このモデルも定価約100万円なので、買取価格がいかに高額か、お分かりいただけるかと思います。
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GMTマスターペプシRef.16710の買取価格推移
続いて、GMTマスターペプシのこれまでの買取価格推移を見てみましょう。下記は、Ref.16710の2016年4月~2020年2月までの買取価格を追ったグラフです。
最安値の方は、じわじわと10万円ほど上昇するに留まっていますが、最高値の方見てください!びっくりですよね!2017年の夏頃から2018年の春頃までで大きく値上がりし、現在もまだ上昇を続けています。
最高値上昇の要因ですが、2017年頃よりロレックスブランド全体が世界的に上昇したこと。加えて、2007年廃盤後も大事に保管されている未使用品が価格を吊り上げている状況です。
激レア『スティックダイヤル』と『チャック・イェーガー』
GMTマスターペプシには、一部激レアモデルが存在します。それらの価値は、先に記載した買取価格の範囲には収まらないケースもあり、売却の際には安く買いたたかれないよう、注意が必要です。
『スティックダイヤル』のペプシは、2005年~2007年に製造されたRef.16710の一部にのみ存在。コレクターが好む仕様のため、販売価格にして、通常品の1.5倍~2倍の価値を有しています。
そして、もう一つのレアモデル『チャック・イェーガー』は、ロレックスでは珍しい人物とのコラボモデルです。人類初の音速突破飛行を成し遂げたパイロット チャック・イェーガーの偉業を称え、Ref.16700とRef.16710でそれぞれ50本ずつ発売されました。個体数が少ないため、通常品の2倍以上の価格で売られています。
GMTマスターペプシの資産価値
現在、ロレックスのスポーツモデル、特にステンレススチール製のモデルは、年々価格が上昇しています。2020年は流行り病の影響で、やや落ち着いてはいるものの、それでも高値のまま維持されており、値下がりする様子はありません。GMTマスターペプシにおいても、同じ傾向です。
ただし、上記買取価格を見ていただいた通り、製造年式や個体の保存状態によって大きく変化します。そのため、資産価値がどの程度あるのか、これについても個体差があるという判断になります。
まとめ
ロレックス GMTマスター ペプシの買取価格は、個体差があるということを念頭に置き、その上でもっとも高く買い取ってくれるお店を探すようにしましょう。
旧モデルを売る際は、細かい仕様の違いによって生じる価値の違いまで、しっかりを見極められる査定士を探すことも大切です。
迷ったら一括査定などのサービスを用いて、事前に相場観を確認してみるのも良いでしょう。