※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「エアキングのデイト!?ロレックス Ref.5700 実機レビュー!」の書き起こしです。
ロレックス エアキングデイト Ref.5700 のモデル詳細情報です。1930年代、過酷な実地試験の数々をクリアし、その実用性能が高く評価されていたオイスターシリーズ。Air-Kingとは、イギリス軍のパイロットに愛用されたことに由来するペットネームです。
今回ご紹介するモデルは、非常に珍しい日付表示機能付きのエアキング。1950年代から80年代に製造されていたRef.5500の派生モデルとなります。
目次
ロレックス エアキングデイト Ref.5700(製造年、基本スペックなど)
- 製造年: 1950年代~1980年代
- ムーブメント: Cal.1525
- 防水性能:50m
- ケース径:34mm径×12mm厚
- ケース素材:ステンレススチール
- ブレス素材:ステンレススチール
- 風防:強化プラスチック
- ベゼルタイプ:スムースタイプ
- パワーリザーブ:48時間
機能面から見ていきます。基本機能は、時分秒の3針にデイト表示。当時のスペックですが、50mの防水性能を有しており、シンプルな作りながら、実用時計としては十分なスペックが揃っています。
搭載されるムーブメントは、cal.1525。同世代の通常モデルRef.5500に搭載されていたものに、日付け表示が追加された機械式自動巻きムーブメントです。
構造が単純故、操作は非常に簡単。リューズで操作できるのは、ゼンマイの手巻きと、長針の調整のみとなります。プラスチック製の風防の中に覗くのは、黄色味がかったシルバーのサンレイ加工文字盤。
文字盤には”正確”を意味するPRECISIONという文字がプリントされています。このモデルは、スイスクロノメーター認証ではなかったため、このような表示になっています。歴史と哀愁を感じるデザインですね!
ヴィンテージ感溢れる4桁ロレックス
続いて、外装・デザイン。長年の使用感が信頼性を物語る。使用による傷こそ最高の魅力と感じさせてしまう、この佇まい。
ケースはステンレススチール製、34mm径12mm厚。長年使い込まれた個体らしく、金属表面には細かい傷がたくさん残っています。
磨き上げを依頼すれば、綺麗にすることも可能です。しかし、いくら丈夫なオイスターケースといえ、磨くとケースが痩せてしまうというデメリットが。なので、この傷まで含めて魅力と感じる方にぜひ使って頂きたい個体ですね。
ポリッシュ加工のベゼルのみ、軽く磨いてもらうという選択はありかも。その際は、風防ガラスも交換すると、フェイス全体のバランスが取れるかと思いますが、、、まあ、お好みでという感じですね。
ブレスレットは、3連タイプの巻き込み式オイスターブレス。古いモデルなので、個体によっては伸びてしまっているものもあります。
ここもそのまま楽しむか、レザーなどに交換するか。好みが分かれるポイントかと思います。バックルは、シングルロックです。
小ぶりでも存在感のある伝統パイロットウォッチ
小ぶりで地味目なデザインではありますが、ロレックスらしい存在感はしっかり。カジュアルなスタイルよりも、ヴィンテージ感が活かされるトラッド系と相性が良さそうです。
合わせる小物は、ブラックでもブラウン、ブルーやグレーでも。どんな色と合わせても、違和感なく溶け込んでくれます。
ビジネススタイルにも、文句なしにマッチしますね!現行モデルのようなギラ付きがないので、非常に好印象だと思います。が、ビジネスに使う場合、傷は磨いた方が良いかもしれませんね。笑
以上、本日は ロレックス エアキングデイト Ref.5700 のご紹介でした。34mmでも小ささを感じさせず、また悪目立ちもしない。まさに日常使いの実用品といった感じですね。
合わせて読みたい記事
現行エアキングRef.116900のスペック詳細記事
→ ロレックス エアキング Ref.116900 とは|特徴・スペック・価格など