アンテイークの種類も豊富に流通しているロレックス。ボーイズサイズの手巻きロレックス『スピードキング』の買取価格について調査しました。1940年代〜80年代にかけて生産されていた超ロングセラーモデルです。
目次
- ロレックス スピードキング とは
- スピードキングの買取相場と販売相場
- まとめ:高く売るには
ロレックス スピードキング とは
ロレックス スピードキング は1940年代から約40年もの間生産されたロングセラーモデルです。29mmという小ぶりなケースに、手巻きムーブメントを備え、なんとも趣のある文字盤デザインで人気の高いアンティークロレックスです。
ロレックス スピードキング の基本スペック
- リファレンス:6430,6431,6420,4220,6418など
- 製造年:1940年代〜1980年代
- ケース径:29mm〜31mm
- ケース素材:ステンレス、18KG
- インデックス:バー、ローマン、アラビア
- ムーブメント:手巻きcal.710など
スピードキングの買取相場と販売相場
スピードキングはかなり古いモデルであり、種類も多いため、個体による価格のばらつきが多く、明確な相場というものが存在しません。
販売価格と買取価格の一例を調査しましたので、以下参考まで。
(2018年1月調べ。クロノ24および業者オークション実績より。)
スピードキング Ref.6430,6431
31mm径ステンレス製オイスターケースに手巻きムーブメントを備えた1960年代発売モデル。アンティーク中古市場でもっとも見つけやすいモデルであり、防水なので実用性も優れている。
販売価格
¥233,495 〜 ¥494,064
買取価格
¥40,000 〜 ¥85,000
スピードキング Ref.6420
31mm径ステンレス製オイスターケースに手巻きムーブメントを備えた1950年代後半発売モデル。年代によって、楔インデックスとバーインデックスがある。
販売価格
¥167,434 〜 ¥297,786
買取価格
¥30,000 〜 ¥65,000
スピードキング Ref.4220
29mm径のステンレスケースに手巻きムーブメントcal.710を装備した1940年代発売モデル。スピードキング初期のモデルであるため、文字盤が色褪せている個体が多い。アラビアとローマンが混在したユニークインデックス(ユニークダイヤル)は非常に珍しく、価値も高くなっています。
販売価格
¥189,655 〜 ¥357,321
(ユニークインデックスは100万円前後)
買取価格
¥20,000 〜 ¥70,000
まとめ:高く売るには
最後に、スピードキングを少しでも高く売るためのコツをまとめました。
1、買取店をしっかり選ぶ
ロレックスのアンティークモデルは、基本的にどの買取店でも買い取ってもらえますが、スピードキングはかなり古く、個体の状態が判断しにくいケースも多いため、買い取れなくはないが断られるということも稀にあるようです。
そのため、売却の際は、喜んで買い取ってくれるお店を探すことから始めましょう。店舗在庫用にスピードキングを探しているお店を見つけることができれば、相場よりも高く売ることが可能です。
2、付属品を揃える
古いモデルなので、発売当時の付属品がきちんと揃っているということはかなり稀なケースですが、だからこそある場合は優遇されます。
箱、保証書やパンフレット、純正ブレスレットなど、ある場合は査定の際に時計と一緒に提出しましょう。
また、気持ち程度な手段になりますが、事前に時計をきれいに掃除しておくのも、査定士に与える印象が良くなるため、おすすめです。
3、壊れている場合もそのままでOK
ロレックスは部品一つ一つに価値があるため、壊れている場合でも買取が可能です。
また、ほとんどの買取店が修理店と連携しているため、オーバーホールせずに買取を依頼するのが通常手段となります。
4万円かけてオーバーホールしても、買取価格が4万円上がるというわけではないので、動かない場合でもそのまま買取店に持ち込んでしまいましょう。