ロレックス買取応援団への買取査定をお問い合わせが多かったモデルランキング2017年版です。お問い合わせいただいた内容をまとめてランキングを作成しましたが、相変わらず市場の動きが強いのはデイトナなどのスポーツモデルでした。それでは、ランキングTOP5を見ていきましょう。
目次
- 第1位 デイトナ Ref.116520
- 第2位 デイトナ Ref.16520
- 第3位 サブマリーナデイト Ref.16610
- 第4位 エクスプローラー2 Ref.16570
- 第5位 シードゥエラー Ref.16600
- まとめ
第1位 デイトナ Ref.116520
2017年の問い合わせ数ナンバー1は、先代モデルのデイトナRef.116520でした。
Ref.116520は2015年の生産終了をきっかけに、大きく値上がり傾向に転じたことで、売却の意思決定がしやすくなったように思えます。
過去の買取価格についてはこちらの記事でまとめていますが、
(→ 記録更新中!!デイトナ116520買取価格)
2015年の生産終了時の最高買取価格が135万円だったのに対し、現在は最高179万円まで価格が上昇しています。
第2位 デイトナ Ref.16520
続いて第2位もデイトナ。先々代モデルRef.16520でした。
Ref.16520も2017年は大きく値上がり傾向でした。
もっともプレミアムな個体であるP品番(2000年製造モデル)の販売価格は、2016年300万円弱だったのに対し、2017年の後半では450万円以上にまで値上がりしています。
A品番(1999年)以前の製造モデルも同様に値上がりしており、先ほどのRef.116520同様に売却決定への後押しになったものと考えられます。
このモデルの買取価格はこちら
→ デイトナRef.16520 買取価格と高値で売るコツ
第3位 サブマリーナデイト Ref.16610
続いて第3位はサブマリーナデイトRef.16610のブラック。こちらも旧モデルです。
このモデルは2017年夏以降に値上がりしており、6月以降の問い合わせの多さが目立ちました。
中古販売価格が100万円以下と入手しやすく、またこの世代特有のシャープなディテールを好むユーザーも多いため、中古市場での人気は常に高いことが特徴です。
所有している国内のユーザー数もかなり多いことが予想され、問い合わせ数3位というのは頷ける結果でした。
このモデルの買取価格はこちら
→ サブマリーナデイトRef.16610 買取価格 2017年
第4位 エクスプローラー2 Ref.16570
第4位は、意外にもこちらのモデル。
エクスプローラー2の先代モデルRef.16570です。
正直『意外』の一言でした。というのも、Ref.16570はそこまで中古市場での流通量が多いようにも見えず(Rakutenにて約100本販売中)、特別人気があるモデルでもないためです。
中古販売数だけで見た場合には、同世代のエクスプローラー1Ref.114270や現行エクスプローラー1Ref.214270の方が多く(どちらもRakutenにて約130本販売中)、人気もこちらの2モデルの方が高いため、問い合わせ数もそれに準ずるかと思いきやのこの結果でした。
簡単な考察で恐縮ですが、Ref.16570は、『流通量が多く』『人気は高くない』という2つの要因から、中古価格がお手頃になっています。そのためロレックスデビューやちょっとした衝動買いのターゲットとしてのニーズが強く、一定期間使用したら売却するという流れができているのかもしれませんね。
このモデルの買取価格はこちら
→ エクスプローラー1 Ref.16570 買取価格 2017年
第5位 シードゥエラー Ref.16600
続いて第5位はこちらです。
シードゥエラーの先々代モデルRef.16600。
シードゥエラーは、2017年にモデルチェンジが行われ、最新モデルRef.126600が登場しました。そのタイミングで前作Ref.116600が生産終了となりましたが、Ref.116600の製造期間が実質4年程度とかなり短くなってしまいました。
そのため、プレミア化必須となったRef.116600への駆け込み需要が殺到し、一時は店舗から姿を消すほどに。そして、それに合わせてRef.16600への注目も高まり、市場流通価格が大きく上昇したことで、売却を考える方が増えたという流れになります。
サブマリーナデイトRef.16610と似たディテールでありながら、日付部分が膨らんでいないフラットなサファイアクリスタル風防を使用している点も、人気の理由ですね。
このモデルの買取価格はこちら
→ シードゥエラー 16600 買取価格 2017年
まとめ
2017年の買取査定問い合わせは、スポーツモデルの旧作が多く目立つ結果となりました。2016年以前に購入した時計が、買った時くらいの価格、もしくは買った時よりも高い価格で売れるようになったという点が、最もたる要因になります。
2018年もバーゼルワールドでのモデルリニューアルが気になるところですね。新型が発売されるモデルの旧作は、必ずと言っていいほど買取価格が変動しますので、見逃さずにお知らせしたいと思います。
本年も買取応援団をどうぞよろしくお願いいたします。