1953年に登場したロレックスのパイロットウォッチ・GMTマスターシリーズ。現行モデルはもちろん、ヴィンテージモデルやアンティークモデル、ゴールドモデルまで、幅広く人気のあるモデルであるため、高価買取につながりやすい高級ブランド時計です。
GMTマスターの最新の買取相場や、これまでの相場推移、GMTマスターを売るときの「よくある質問」をまとめて紹介します。
ページの構成は、下記の通りです。
モデルからGMTマスターの買取相場を探す
ロレックス GMTマスター買取相場表(モデル別/新品・中古)
現在、買取応援団にて調査済みの買取相場を、一覧にまとめました。
商品名のリンクから、各モデルの買取相場の詳細を確認できます。
ロレックス GMTマスター の買取相場表
商品名(モデル/型番) | 中古の買取価格相場 | 新品の買取価格相場 |
GMTマスター 1675 |
¥581,400 | ¥2,700,000 |
GMTマスター 16750 |
¥600,000 | ¥3,000,000 |
GMTマスター 16700 |
¥600,000 | ¥1,900,000 |
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ロレックス GMTマスター2 の買取相場表
商品名(モデル/型番) | 中古の買取価格相場 | 新品の買取価格相場 |
GMTマスター2 ファットレディ 16760 |
¥426,360 | ¥1,010,000 |
GMTマスター2 16710 |
¥530,000 | ¥1,300,000 |
GMTマスター2 116710LN |
¥630,000 | ¥1,400,000 |
GMTマスター2 116710BLNR |
¥938,000 | ¥1,600,000 |
GMTマスター2 116713LN |
¥744,000 | ¥1,360,000 |
GMTマスター2 116718LN |
¥1,800,000 | ¥2,826,000 |
GMTマスター2 116719BLRO |
¥2,212,500 | ¥3,126,000 |
GMTマスター2 116758SARU |
¥4,810,000 | ¥5,420,000 |
GMTマスター2 126710BLRO |
¥1,275,000 | ¥1,850,000 |
GMTマスター2 126710BLNR |
¥1,088,000 | ¥1,570,000 |
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※買取店のサイト等で買取価格の提示がなかったモデルは、平均的な換金率から算出した推定値となっている場合があります。
※掲載している価格は相場の目安となります。実際の買取金額は、時期や買取店、個体の状態によって大きく変わる場合があります。
ロレックス GMTマスター買取の豆知識(目次)
- GMTマスター人気モデルの最新相場
- GMTマスターで高く売れるモデルはどれ?
- GMTマスター買取価格の推移
- 買取店別GMTマスター査定実績・見積もり比較
- 有名店のGMTマスター買取実績(2019年)
- GMTマスターを売るときによくある質問
- GMTマスター誕生の歴史
ロレックス GMTマスター人気モデル(値上がりモデル)の最新相場
GMTマスターの買取相場を提示している16社のWebサイトを調査。その中でも値動きの大きいモデルをピックアップしました。
スポーツモデルのロレックスは、直近数年で全モデルが値上がりしており、GMTマスターおよびGMTマスター2も、例にもれず高値になっています。
特に現行モデルやその前のモデルなど、新しいモデルの人気が高まっており、大幅な価格上昇を見せています。
モデル名・型番 | 過去の相場 | 最新の相場 |
GMTマスター2 Ref.116710LN |
~ ¥640,000 | ~ ¥1,400,000 |
GMTマスター Ref.1675 |
〜 ¥1,100,000 | ~ ¥2,700,000 |
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特にGMTマスター 2は、2018年2019年と続けてリニューアルが行われており、値上がりを期待して投資的に購入する人も増えています。その結果、現在さらなる高騰を招いている状態です。
人気モデルである理由とは
GMTマスターシリーズの人気の理由は、ポップなデザインとGMT機能にあります。他のモデルでは展開されない2色のベゼルが特徴で、過去にラインナップされたペプシ(赤青)、コーク(赤黒)、バットマン(黒青)は、どれも超人気モデルとなりました。
現在もペプシとバットマンは引き続き製造されていますが、人気があり過ぎるため、販売価格は定価の2倍以上にまで高騰しています。
また、旧モデルでは、多くのレアピースが存在し、コレクターからのニーズが強い点も特徴です。
ロレックス GMTマスター 人気モデルの買取相場表
こちらは、現在の中古・新品の買取相場となります。
モデル名・型番のリンクより、査定相場の詳細を確認できます。
商品画像(GMTマスター) | モデル名・型番 | 中古の買取価格相場 | 新品の買取価格相場 | 備考 |
GMTマスター2 Ref.116710LN |
¥630,000 | ¥1,400,000 | 商品のご購入はこちら | |
GMTマスター2 Ref.126710BLRO |
¥1,275,000 | ¥1,850,000 | 商品のご購入はこちら | |
GMTマスター2 Ref.116710BLNR |
¥938,000 | ¥1,600,000 | 商品のご購入はこちら |
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GMTマスターで高く売れるモデルはどれ?
GMTマスターの中でも、以下は特に高く売れるモデルとして注目されています。
商品名(モデル/型番) | 買取価格相場(最安値) | 買取価格相場(最高値) |
GMTマスター Ref.1675 ミラーダイヤル |
¥1,500,000 | ¥2,700,000 |
GMTマスター2 Ref.16710 スティック |
¥1,000,000 | ¥2,200,000 |
GMTマスター2 Ref.126710BLRO |
¥1,275,000 | ¥1,850,000 |
1つ目の「GMTマスター Ref.1675 ミラーダイヤル」は、文字盤の塗料につやがあるタイプのレアモデルです。一部の年式でしか見られない仕様のため、コレクターからのニーズが強く、非常に高額です。
2つ目のRef.16710スティックは、文字盤内のGMT-MASTER2の文字表記が、縦棒2本のみのシンプルなバージョンです。一見、ミスプリントにも見える仕様ですが、やはり個体数が少ないために希少価値があります。
3つ目は、2018年に発売されたばかりの最新作。待望のペプシカラー復活とあって、発売当初より超高騰。現在も高値を維持しています。
ロレックス GMTマスター買取価格の推移
ロレックス GMTマスターシリーズで人気のモデルの買取価格の推移をまとめました。
他のモデルの査定相場の推移は、ページ下の相場表より詳細を確認できます。
価格推移は動画でもご覧になれます。
GMTマスター2 Ref.116710BLNR
商品画像 | |
ブランド | ロレックス |
モデル | GMTマスター2 |
Ref.(型番) | 116710BLNR |
買取相場 | ¥938,000 ~ ¥1,600,000 |
定価 | ¥918,000(廃盤時) |
備考 |
ロレックス GMTマスター2青黒ツートンカラーの先代モデル。2013年から2019年までしか製造されなかったため、今後ますます価値が上がっていく可能性がありますが、新作となるRef.126710BLNRとどのように人気を分け合うのかも注目です。
廃盤の噂は2018年から流れていたため、廃盤発表前にはすでに高騰状態に。新品での買取価格は、定価での販売価格の2倍近くにまで上昇しています。
GMTマスター2 Ref.116710LN
商品画像 | |
ブランド | ロレックス |
モデル | GMTマスター2 |
Ref.(型番) | 116710LN |
買取相場 | ¥630,000 ~ ¥1,400,000 |
定価 | ¥864,000(廃盤時) |
備考 |
2019年にまさかの廃盤となったオールブラックモデル。2007年にセラミックベゼルを装備したSS製モデルとして先行的に発売され、後に登場した青黒ベゼルの礎にもなったモデルです。
だれもが予想していなかったため、価格推移もおかしなことになっています。
もともとは、青黒の陰に隠れていたため、そこまで急激な値上がりはしていませんでしたが、2019年3月の廃盤発表のタイミングから一気に上昇しています。
ただし、駆け込み需要的な要素が強いため、今後の値下がりにも気を付けなければなりません。
主な時計買取店のGMTマスター査定実績・見積もり比較
ロレックス GMTマスター2 Ref.116710LN について、主な時計買取店が提示していた査定実績・買取金額を調査しました。結果は以下の通りです。(2019年12月12日調査)
買取店名のリンクから、各買取店の公式サイトを確認できます。
買取店・サイト | 最安値 | 最高値 | 中点値 | |
(下記の平均) | ¥817,333 | ~ | ¥1,034,233 | ¥925,783 |
(バイヤー情報) | ¥630,000 | ~ | ¥978,000 | ¥804,000 |
エコスタイル | — | ~ | 要問合せ | — |
大黒屋 | ¥920,000 | ~ | ¥930,000 | ¥925,000 |
買取エージェント | — | ~ | ¥950,000 | — |
カイトリマン | — | ~ | ¥1,150,000 | — |
カドノ質店 | ¥800,000 | ~ | ¥1,000,000 | ¥900,000 |
かめ吉 | — | ~ | ¥1,150,000 | — |
銀座RASIN | — | ~ | ¥950,000 | — |
クオーク | — | ~ | — | — |
GMT | ¥900,000 | ~ | ¥1,200,000 | ¥900,000 |
jrs | — | ~ | — | — |
質屋さんドットコム | ¥830,000 | ~ | ¥1,030,000 | ¥930,000 |
ジャックロード | ¥766,000 | ~ | ¥923,500 | ¥844,750 |
なんぼや | — | ~ | 要問合せ | — |
ピアゾ | — | ~ | 要問合せ | — |
ヒカカク | ¥660,000 | ~ | ¥1,400,000 | ¥1,030,000 |
宝石広場 | — | ~ | ¥1,100,000 | — |
ロデオドライブ | — | ~ | ¥902,000 |
バイヤー市場における直近半年間での流通実績も調査。最安値・最高値それぞれの平均を取ると ¥817,333 ~ ¥1,034,233 (中点値 ¥925,783 )となりました。
参考:116710LN 買取相場一覧。ロレックス GMTマスター2、一番高く売れるお店は?
有名店のGMTマスター買取実績(2019年)
「GMTマスター買取」のキーワードで検索した際に、上位表示される著名な時計買取店の実績を一覧で掲載しております。
大黒屋のGMTマスター買取実績&お客様の声
大黒屋のGMTマスターの買取実績をまとめています。
大黒屋は全国で220店舗!オレンジ看板でおなじみの買取店です。取り扱い商品は幅広く、ブランド品、腕時計、宝石・金プラチナ、お酒の高価買取、金券チケット売買から外貨両替まで。
全商品の買取総数は年間150万件と大手の名に違わず圧倒的なボリュームを誇っています。
▼大黒屋 お客様の声
記事執筆時点で確認される公式サイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
- 「LINE査定を利用した。対応が迅速だった。」
- 「メール査定を利用。丁寧な対応で安心して売ることができた。」
- 「複数社で相見積もり。一番高い査定金額だった。」
- 「宅配キットを送り返してからの対応がスムーズだった」
大きな実績を裏付けるのは行き届いた「お客様第一」の顧客対応にあるのかもしれませんね。また、実績が多いからこそ完成されたやりとりの迅速さも売りです。
▼大黒屋 GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター2 Ref.116710LN
目安買取実績:920,000円(実績値) - GMTマスター2 Ref.126710BLNR
目安買取実績:1,500,000円(新品) - GMTマスター2 Ref.126710BLRO
目安買取実績:1,800,000円(新品)
カドノ質店のGMTマスター買取実績&お客様の声
カドノ質店のGMTマスターの買取実績をまとめています。
カドノ質店は、創業90年の質店。「まじめな質屋」をコンセプトに、質と買取を行っているお店です。
▼カドノ質店 お客様の声
記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
- 「納得できる査定価格だった。」
- 「電話での事前査定から、代金の振り込みまでとても迅速だった。」
質店ですが、ロレックスの買取にも力を入れているため、査定額も高めです。また、webサイト上の買取価格データベースも整っているため、事前情報の下調べにも便利です。
▼カドノ質店 GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター2 Ref.116710BLNR
中古Aの買取目安相場:~1,480,000円 - GMTマスター2コンビ Ref.116713LN
中古Aの買取目安相場:~1,080,000円 - GMTマスター2イエローゴールド Ref.116718LN
中古Aの買取目安相場:~2,590,000円
銀座RASINのGMTマスター買取実績&お客様の声
銀座RASINのGMTマスターの買取実績をまとめています。
銀座RASINは、東京銀座で2店舗を展開する高級時計店です。
幅広いブランドを取り扱っていますが、2018年にはロレックス専門店がオープンし、これまで以上にロレックスに力を入れていることがわかります。
▼銀座RASIN お客様の声
記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
- 「買取金額5%UPキャンペーンで、高い金額で買い取ってもらえた。」
- 「宅配買取を利用。最初は顔が見えなく不安だったが、迅速かつ丁寧にメールにて対応いただいた。」
ロレックス専門店が出来たことで、GMTマスターの買取にもより一層注力しているお店です。査定額も高めなので、一度相談してみることをおすすめします。
また、銀座RASINは、銀座らしくインターナショナルな接客にも対応しています。
店舗在庫も豊富なので、買い替えの相談もしやすいですね。
▼銀座RASIN GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター2 Ref.126710BLRO
買取目安相場:~1,850,000円 - GMTマスター2 Ref.16710
買取目安相場:~1,200,000円 - GMTマスター Ref.16700
買取目安相場:~950,000円
クォークのGMTマスター買取実績&お客様の声
クォークのGMTマスターの買取実績をまとめています。
クォークは、全国12店舗を展開するロレックス専門店です。
専門店らしく、ロレックスであれば年式やマイナーチェンジによる細かい仕様違いに対しても、適正な価格を提示してくれることが魅力です。
▼クォーク お客様の声
記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
- 「しっかりとした査定基準を持っている専門店なので安心できた。」
- 「ロレックスに対する質問には大抵答えてもらえた。」
- 「懇切丁寧な対応。」
やはり専門店ならではの、専門知識への評価が高くなっています。
アンティークやヴィンテージ世代のGMTマスターを査定する目も抜群なので、古いモデルをコレクター価格で売りたいという場合には、真っ先に相談してみることをおすすめします。
▼クォーク GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター Ref.16700
買取目安相場:950,000円 - GMTマスター2 Ref.116710LN
買取目安相場:950,000円 - GMTマスター2 コンビ Ref.116713LN
買取目安相場:1,220,000円
GMTのGMTマスター買取実績&お客様の声
GMTのGMTマスターの買取実績をまとめています。
GMTは東証一部上場企業のシュッピン株式会社が運営する時計専門店です。
買取相場のデータベースが豊富であり、webでの事前リサーチ時にも非常に便利です。
▼GMT お客様の声
記事執筆時点で確認される公式サイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
※買取の感想は確認できなかったため、購入時のお客様の声を紹介します。
- 「納品の際のちょっとした気遣いが嬉しかった。」
- 「ローンで購入。手続きがスムーズだった。」
- 「電話やメールの対応が良く、初めてでも不安なく利用できた。」
接客に対しての高評価が多く見られました。
販売面で安心できる対応であれば、買取でも同じことが言えます。買取の際、価格と同じくらい接客にも満足度を求める場合にはおすすめです。
▼GMT GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター2 Ref.116710BLNR
ワンプライス買取:1,722,000円 - GMTマスター2 Ref.116710LN
ワンプライス買取:1,305,000円
なんぼやのGMTマスター買取実績&お客様の声
なんぼやのGMTマスターの買取実績をまとめています。
時計や金、ブランド品の買取専門店「なんぼや」は、顧客満足度95.9%を誇る全国チェーン店になります。
出店しているどの店舗も駅近のため、店頭買取を考えている方にとっては便利な買取店です。
▼なんぼや お客様の声
記事執筆時点で確認される公式サイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
- 「どこよりも高く買うという意気込みが伝わる接客。」
- 「傷があった不安だったが、高く買い取ってくれた。」
- 「個室なので相談しやすい。」
買取専門店であるため、買取そのものがサービスです。そのため、丁寧な接客と、少しでも高く買い取ろうという姿勢が魅力になっています。
接客ブースが個室になっている点も、安心して相談できるポイントです。
▼なんぼや GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター Ref.16700
買取実績:~1,020,000円 - GMTマスター2 ホワイトゴールド Ref.116719BLRO
買取実績:~3,500,000円
宝石広場のGMTマスター買取実績&お客様の声
宝石広場のGMTマスターの買取実績をまとめています。
宝石広場は、渋谷に本拠地を構える超有名店です。渋谷でのみ新品およびユーズドの販売も行っており、新宿と新橋には買取専門店があります。
▼宝石広場 お客様の声
記事執筆時点で確認される、公式サイトおよび口コミサイト上のお客様の声を概要で記載いたします。
- 「押しすぎない接客が心地よい。」
- 「想像していたよりも高い金額を提示してもらえた。」
- 「価格交渉にも丁寧に対応してくれた。」
販売店として有名なお店ですが、買取店としても当たり前にあってほしいサービスがあり、時にはその当たり前が期待を上回ることもあるという、魅力あるお店です。
▼宝石広場 GMTマスター買取実績&目安相場
- GMTマスター2 Ref.116710LN
新品の買取相場:~1,100,000円 - GMTマスター コンビ Ref.116711CHNR
新品の買取相場:~1,850,000円
GMTマスターを売るときによくある質問
大事な時計を売るなら、できるだけ高く売りたいもの。
そこでGMTマスターを売るときによくある質問と、その答えをまとめました。
Q. GMTマスターを高く売れるのはどこ?高く売るにはどうすればいいの?
A. どこが高いという絶対的な答えはありません。しかし、GMTマスターを高く売るための方法は存在します。
GMTマスターを少しでも高く売りたい場合、その必勝方法となるのは、いくつかのお店で査定してみて、売値を比較することです。
どのお店も「高価買取No.1」という広告を打っているためややこしいのですが、全てのモデルで、100%どこよりも高い金額で売れるお店はありません。
詳細はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考記事:ブランド時計を高く売る方法。高額査定を引き出す4ステップを解説【2019年版】
また、買取店の口コミや評判についてもまとめていますので、合わせてご活用ください。
カテゴリー:ブランド時計買取店の口コミ評判
Q. 故障や動かないGMTマスターでも売れるの?売る前に修理やオーバーホールは必要?
A. 修理可能な範囲の故障や不動のGMTマスターであれば、問題なく売却できます。また、売る前のオーバーホールは、特別必要ありません。
ロレックスの時計の特徴として、メンテナンス性が高いということがあります。
それは2つ以上の時間を読む機能を搭載しているGMTマスターにも言えることで、修理やオーバーホールを行うことで、長い間使用することが可能です。
部品の供給も滞っていないものの方が多いので、修理できないというケースもほとんどありません。
また、売却前にオーバーホールをしても、買取価格にはさほどの差が出ないため、長年オーバーホールしていない場合や、故障して動かない場合でも、気にせず査定に出してみましょう。
Q. 古いGMTマスターでも売れるの?
A. GMTマスターは、どの時代のモデルでも十分に高い査定額が期待できます。
GMTマスターは1953年に登場しましたが、一般的に市場に安定して出回ったのは、1960年のGMTマスターRef.1675からです。
それ以前のモデルRef.6542は、パンアメリカン航空などの国際線パイロットに公式ウォッチとして供給されていたものがほとんどで、市場にはあまり残っていません。
Ref.1675は、製造期間が非常に長く、名機として名高いモデルです。そのため、生産終了から40年経った今でも人気が高く、中古市場では高値で取引されています。
Ref.1675以降のモデルも、古いから売れない ということはほぼありません。むしろ、古いことで価値を増しているケースの方が多いくらいです。
Q. 新型の方が高く売れるの?
A. 新型旧型問わず、需要があるモデルが高く売れます。無論GMTマスターは、どの世代も需要が多くあるモデルなので、新型旧型問わず高く売ることができます。
GMTマスターの新型モデルは、生産数が決して多いとはいえなく、近年は需要に対しての供給量が不足しているため、値上がり傾向にあります。
また、中古市場では旧型モデルが多数流通していますが、こちらも同様に値上がり中。特に、先人廃盤になったモデルと、それに関連する系譜のモデルは、軒並み高騰状態です。
このように、GMTマスターは、新型旧型問わず人気があり、高く買うユーザーが一定数いるため、高く売ることができます。
Q. GMTマスターを高く売れるタイミングは?
A. お店が在庫を増やそうとしているタイミングは高く売りやすい傾向があります。また、円安時期も高値が付きやすいタイミングです。
夏冬のボーナス商戦前は、お店の在庫を増やそうと『買取額〇%アップ!』などのキャンペーンがあちこちで行われます。その時期はお店側も必死で頑張ってくれるので、価格の交渉がしやすく、高く売りやすいタイミングとなります。
また、海外でも人気の高いGMTマスターは、為替が円安のタイミングで金額が上がる傾向にあります。
Q. GMTマスターはなぜ高く売れるの?
A. GMTマスターが高く売れる理由はいくつかあります。
- ロレックスの圧倒的なブランド力
- マーケットが全世界にある
- ここ数年で世界的にロレックスの相場が高騰している
ロレックスの圧倒的なブランド力
ロレックスは20世紀中盤、腕時計の3大発明と呼ばれる『オイスターケース』『パーペチュアル機構』『デイトジャスト機構』を生み出したことで、一躍トップブランドの仲間入りを果たしました。
創業初期から丈夫で使いやすい実用的な腕時計の開発に注力し、様々な機関や企業との共同ミッションを通じて、信頼性の高いモデルを生み出し続けています。
そうして築き上げたブランド力は、知名度だけなら世界3大ブランドである『パテックフィリップ』『オーデマピゲ』『ヴァシュロンコンスタンタン』よりも上です。
パテックフィリップの時計は知っている人が見てこそ価値があるとわかりますが、ロレックスの時計は、時計を知らない人が見ても高級時計なのです。
デイトナであろうと、サブマリーナであろうと、GMTマスターであろうと、その知名度的な価値は変わらず人気の対象になっているため、中古市場でも高い価格で取引されている(= 買取価格も高い)というわけです。
マーケットが全世界にある
ロレックスに限らず、高級ブランド時計の市場は日本だけでなく全世界に広がっています。
特にGMTマスターの場合は、日本で買い取られたものが、日本市場よりも海外市場で高く売れるというケースも稀ではありません。
また、GMTマスターは中古市場の流通スピードが速いため、買取店の在庫リスクも低めです。そのため、高く仕入れても(高く買い取っても)大きな問題にはならないのです。
ここ数年で世界的にロレックスの相場が高騰している
2017年以降、特に顕著ですが、ロレックスの価格が世界的に上昇しています。
これはロレックスというブランドの価値が、頑丈さや精度、デザイン、供給量不足という複合的な要素で上昇していることに起因しますが、値上がりが著しく大きいのはステンレススチール製のスポーツモデルです。
GMTマスターシリーズはまさにその渦中にあるモデルであり、短期間で驚くほどに値上がりしています。
Q. 買取方法はどれがいいの?
A. GMTマスターの買取方法としては、主に「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の中から選ぶことになります。
店頭買取
一番簡単な売り方としては、お手持ちのGMTマスターと買取店に持ち込んで売る「店頭買取」です。
お店で査定し、提示金額に納得できればその場で売却できるため、店頭買取はGMTマスターをすぐに売りたいという人におすすめの買取方法です。
特に首都圏や銀座・中野・新宿といった激戦区であれば有名時計買取店が多く、他店に負けないように高値を提示してくれる可能性が高いのもポイント。
近場に複数の買取店があれば、ハシゴして複数の店舗で査定を行うのが高価買取のコツとなります。
宅配買取
売りたいGMTマスターを郵送し、査定・買取を行うのが「宅配買取」という買取方法です。
時計を郵送するため、他の買取方法と比べると時間がかかってしまう反面、近くに買取店が無い場合でも都心部・激戦区の水準で査定・売却が期待できるのが、宅配買取のメリットとなります。
また、店頭買取のようにお店に行く時間や、出張買取のように家で待つなどスケジュールを確保しなくて済む点も、「送って終わり」の宅配買取の特徴です。
出張買取
査定士・鑑定士が自宅まで来て、査定・買取を行うのが「出張買取」です。
こちらは家にいたまま売りたいという人や、売りたいものが多くて持ち運ぶのが大変という人に最適な買取方法です。
その他ロレックス以外に売りたい物が自宅にある場合、買取店によってはまとめて査定・買取をしてくれる点も、出張買取で期待できる点といえます。
ロレックス GMTマスターとは|モデル誕生の歴史
時計ブランド、有名モデルの歴史や誕生背景を探っていくと、新たな魅力を発見することができます。
今回ピックアップしたのは、ロレックス GMTマスター。1953年の登場から、超人気の現行モデルまで。GMTマスターの魅力を歴史とともに見ていきたいと思います。
GMTマスターとは?
ではまずは、GMTマスターというモデルについて、現在の動向と特徴についてお伝えしていきます。GMTマスターは、現在GMTマスターⅡというモデル名で、複数のバリエーションがランナップされています。人気モデルとなっているのはやはりSS製のモデルで、2018年、2019年と続けて2色のカラーが発売になりました。
Ref.126710BLRO。こちらは2018年に新型キャリバー3285を搭載して復活したペプシカラーです。
長らくラインナップから外れていたペプシカラーの復活とあって、発売時にはかなり大きな話題になり、日本に入荷されるや否や、ものすごい勢いでプレミア化してしまいました。
新たに70時間にまで延長されたパワーリザーブで、より実用性が向上し、さらに専用設計された5連タイプのブレスレットが装備されたことで、これまでよりもドレッシーな印象の時計に仕上がっています。
また2019年はRef.126710BLNRも新作として発表されています。2013年に発売されたNEWカラー「青黒」が、登場からわずか6年で早くもリニューアルされました。ペプシ同様にパワーリザーブが延長され、専用ブレスレットを装備しています。
ロレックスは、2017年に新型ムーブメント32系のデイトジャスト仕様を発表しており、GMTマスターシリーズは、そこからわずか1年で採用。先にデイデイトとデイトジャストが32系を採用していましたが、スポーツロレックスとしてはシードゥエラーに続く2作目の採用とあり、意外なスピード感でした。
というのも、GMTマスターⅡは24時間計がある分、機械の部品も増え、さらには発売前のテストも増えます。普通に考えたら、デイトジャストのものをそのまま流用可能なサブマリーナやヨットマスターが先にリニューアルされそうなものですが、そこをあえてGMTマスターⅡを先に持ってきたあたり、ロレックスの戦略的なものを感じますね。
GMTマスターⅡは、先のSS製2モデルの他、エバーローズゴールドとSSのコンビモデルや、エバーローズゴールド金無垢モデル。メテオライトという隕石素材を文字盤に使用したホワイトゴールド金無垢モデルも現行品として製造されています。
GMTマスター歴代シリーズ共通の特徴としては、両方向に回転するベゼルと、24時間で文字盤を一周するGMT機能があります。スポーツロレックスという括りでありながらも、根本はパイロットウォッチであるため、その機能ゆえに必要なデザインも楽しめる点、独自の魅力となっています。
GMTマスターの誕生は1953年
さて、そんなGMTマスターシリーズですが、誕生したのは1953年のこと。エクスプローラー1、サブマリーナと同じ年に初代モデルが発表されています。ここで、ロレックスの歴史について少し触れておきます。
ロレックスは1905年に創業。懐中時計ブランドからのスタートが多いスイスの高級時計業界ですが、ロレックスは創業当初から日常での使用を意識した腕時計を製造しており、1910年には、腕時計として初のスイスクロノメーター認証(スイスの精度公認検定局)を取得しています。
さらに1914年には航海用の時計のみに与えられていたイギリス・キュー天文台の精度テスト・A級証明書も取得しています。こうしてロレックスは、創業からかなり早い段階で『正確な腕時計と言えばロレックス』というブランディングに成功しています。
ちなみに、ロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフは、ドイツ出身ですが、スイスの時計輸入企業に就職後、イギリスに渡り本格的に機械式腕時計の業界に参入しています。
そのため、実はロレックスというブランド、もともとはイギリス・ロンドンで創業されたものでした。ロレックス自体はその後スイスへと拠点を移動していますが、ハンスが後に立ち上げることになる、チューダーというロレックスの兄弟ブランドもイギリスで創業されています。ハンスは何かしらの思いをイギリスに対して持っていたのでしょうね。
ドーバ海峡、エベレストへの挑戦|さらなる実用性を求め開発した3大発明
そして、早々にその技術を証明したロレックスですが、1926年には、腕時計のさらなる実用性を追い求め、オイスターケースを発明。密閉性の高いケースで内部の機械を守るという構造で、世界初の防水腕時計を完成させました。
その性能は、1927年に行われたドーバー海峡横断チャレンジの成功によっても証明されています。その後、1931年には、パーペチュアル機構という自動でゼンマイを巻きあげる機構を発明し、回転ローター方式では世界初となる自動巻き腕時計を完成させました。
オイスターケースとパーペチュアル機構は、後にロレックス3大発明に数えられるようになります。現在もオイスターパーペチュアルというモデルが存続しているほど、時代の先をゆくものでした。
1933年には、次なるチャレンジ、エベレストを飛行機で飛び超えるというプロジェクトに参加。小さなプロペラ機に乗せられたロレックスの腕時計は、その精度と丈夫さを発揮し、搭乗クルー達を唸らせました。オイスターケースとパーペチュアル機構を備えたロレックスの時計は、その後も航空、スポーツ、モーターレース、探検などの現場において、数々のテストにチャレンジしていきます。
1953年には、ジョン・ハント卿率いる登山隊に携行され、人類発のエベレストの登頂成功をともにしています。その偉業をたたえ、発表されたモデルが探検家という名前を持つモデル・エクスプローラーであることは有名な話ですね。GMTマスターの誕生も、このエクスプローラーと同じ1953年。
時は飛行機旅行の黄金時代。スイスエアやパンアメリカン、トランスワールドなど、レジェンド的な航空企業が活躍した時代、GMTマスターは、国際線のパイロットの要望に応えるべく開発されました。
その性能は高く評価され、パンアメリカン航空(通称パンナム)他、複数の航空企業のオフィシャルウォッチとして採用されました。1960年には、コンコルドのテスト飛行において、2名のパイロットに着用され、超音速飛行においても申し分ない性能であることが証明されています。
GMTマスター1,2|歴代ラインナップ紹介
では、ここからはGMTマスターおよびGMTマスターⅡの歴代モデルについて、見ていきたいと思います。歴代モデル数は少ないのですが、素材バリエーションが多いモデルなので、歴史上主軸となるSS製の系譜で見ていきましょう。
Ref.6542
まずは1959年頃まで製造されていたRef.6542。
パンナムのオフィシャルウォッチとして採用された伝説的なファーストモデルです。ケースにはリューズガードがなく、ベゼルも風防もプラスチック製という、今と比べるとかなり簡素な作りでした。当然ですが、市場に残っている数は非常に少なく、保存状態の良いものであれば、500万円~1,000万円というとんでもない価格で取引されています。
Ref.1675
続いて1960年代~1980年頃まで製造されたセカンドモデルRef.1675。
ムーブメントに名機cal.1570を搭載し、ケースにはリューズガードが設けられました。製造年数が長かったため、現在もユーズド市場には多くの個体が出回っています。細かい仕様の違いで価値が変わることから、コレクターにも愛される名作中の名作です。
Ref.16750
続いて、1980年~1988年頃に製造されたRef.16750。
基本デザインはセカンドモデルを引き継いでいますが、ムーブメントがcal.3075に変更されました。製造期間は長くないものの、インデックスの仕様が途中で変更され、メタルの縁取りが付けられるようになりました。それ以前の製造個体は、「フチなしインデックス」と呼ばれ、ヴィンテージ市場で高い価値を有しています。
また、この時代の金無垢モデルとコンビモデルでも、途中でインデックスが変更されており、やはり製造初期の「フジツボダイヤル」と呼ばれる仕様のものが、ヴィンテージロレックスとして、高い人気を誇っています。
Ref.16760、16700
続いて1982年。先ほどのRef.16750と被るタイミングですが、この時代からGMTマスターⅡが登場し、1999年まではGMTマスターの上位機種というポジションで、2モデルが併売されました。
1982年~1988年に製造された初代GMTマスターⅡRef.16760は、GMTマスターRef.16750に使用されていたムーブメントに、短針単独駆動という機能を追加。2つの時間帯が読めるGMTマスターに対して、3つ目の時間が読めるようアップデートされました。
Ref.16760は、ムーブメントの形状が大きく、そのためケースにも厚みがあったため、ファットレディという愛称で知られています。また、GMTマスターとの差別化のため、これまで使用していなかった赤黒2トーン(通称コーク)が新たに採用されたのも、こちらが最初のモデルとなります。
1990年代も引き続きGMTマスターとGMTマスターⅡが併売されていました。
(上の写真は1990年~1999年まで製造された最後のGMTマスターRef.16700。)
メンテナンス性と、姿勢差による精度の安定性が改善されたムーブメントcal.3175を搭載し、風防にはサファイアクリスタルが使用されるようになりました。
Ref.16710
そして1990年~2007年まで製造されたGMTマスターⅡの2作目Ref.16710。
短針単独駆動を搭載したムーブメントも31系に変わり、より安定した精度が実現されました。Ref.16710は、GMTマスターの廃盤を見届けたモデルでもあり、1999年以降は、それまでコークのみだったカラーに、GMTマスターで展開されていたブラックと赤青2トーンを追加しています。
Ref.116710系
続いて2005年~2019年まで製造されたRef.116710系。いわゆる6桁Ref時代の始まりですが、2005年の初めに登場したのはイエローゴールドモデルのRef.116718LNでした。
その後、2006年にはコンビ素材モデルRef.116713LNが追加され、2007年にSS製モデルRef.116710LNが登場。ブラックのベゼルと文字盤に、グリーンのGMT針を装備し、外装も大幅にリニューアル。より頑丈で、より高級感のある時計へと生まれ変わりました。
ぜひ時計店で見比べてみてほしいと思いますが、Ref.16710とRef.116710。違う時計なんじゃないかと思うくらい、大幅にリニューアルされています。発売当初は、某有名雑誌でロレックス史上最高のリニューアルと謳われたほど、出来の良いものでした。
そして遅れること6年。Ref.116710BLNRが登場します。
しばらくブラック一色のみの展開だったGMTマスターⅡに、再び2トーンカラーが追加されたとあって、こちらも大きな話題を呼んだことが記憶に新しいですね。話題の大きさゆえ、発売時から価格が高騰し、あっという間に現行プレミアムモデルの仲間入りを果たしてしまいましたが、その後も供給量が追いつくことはなく、2019年に早々に廃盤となっています。
次期モデルは登場しているものの、発売時より品薄だったことと、短期間で廃盤になってしまったことで、今ではユーズド品でも新品定価の2倍以上の価格が付けられています。
コレクターニーズも高い人気モデル
という感じで、GMTマスターシリーズ、歴代モデル見てきましたけれども、ロレックスのの中では比較的ロングセラーなモデルが多いことがわかります。モデルチェンジのタイミングが、ムーブメント変更のタイミングに集約されていたことから、少ないモデル数で系譜が作られてきたという流れです。
ただ、1つ1つはロングセラーですが、GMTマスターの面白いところは、0.1単位、つまりマイナーチェンジです。その点から、圧倒的にコレクターニーズが多いのは、デイトナでもサブマリーナでもなく、実はGMTマスターなんです。
同じモデルでも、複数のカラー展開があり、さらに複数のマイナーチェンジがあるとなると、、、コレクションしたくなる気持ちもわかりますよね!
GMTマスターⅡは、新しいモデルはまだ出たばかりなので、近い将来どうなっていくのかという話はしにくいタイミングです。なので、その話題はまた後ほど皆さんと盛り上がれればと思います。