ブランド時計を購入する際、気になる相場情報。本日は、F1やインディカーシリーズの公式ウォッチとしても有名な、タグホイヤーの現行モデルについて、2019年7月の新品販売相場を見ていたいと思います。
目次
現行モデルですが、8コレクション396種と、かなり多いですね。主軸となるモデルで、相場を確認していきたいと思います。
記事中の相場グラフは価格コムより引用:
https://kakaku.com/
カレラの販売相場と定価
では、さっそく見ていきましょう!
価格コムの掲載データで見ていきたいと思います。
まずはカレラ。
WAR211A.BA0782
SS製39mmサイズのシンプルな3針デイトタイプ・スポーツウォッチ。キャリバー5という自動巻きムーブメントを使用しています。定価は税込みで¥291,600。
スタンダードゆえ、年齢問わず人気の高いモデルです。
現在の実勢価格は、最安値で¥163,480、平均価格は¥176,350でした。最高値の掲載でも21万円以下でしたので、定価よりもかなりお買い得に買うことが出来るモデルであることがわかります。
最安価格なら定価の56%程です。
タグホイヤーの機械式の中では、断然入手しやすい価格帯です。作りも綺麗ですし、キャリバー5は丈夫で信頼性の高いムーブメントなので、人気があるものわかります。
WAR201A.BA0723
続いてカレラ・キャリバー5のデイデイト。日付と曜日の表示機能を装備したスタンダードウォッチです。税込み定価は¥313,200。
発売されたのは2014年。その時の価格は¥255,326でした。現在2019年7月は、供給量の安定により値下がり。最安で¥172,980、平均で¥182,123となっています。
定価比率は約55%と、3針モデル同様に購入しやすい価格設定になっています。
CBK2110.BA0715
続いて、カレラ・キャリバー16。41mmサイズのステンレスケースに、縦3つ目のインダイヤル表示のクロノグラフを搭載したモデルです。税込みは定価¥475,200。
実勢価格はというと、最安で¥286,000、平均では¥290,246となっています。2018年に発売したばかりのモデルですが、流通量の安定に伴って、少しずつ値段が下がってきています。
現在の定価比率は約60%です。これからユーズド品も出てくるかと思いますので、ますます市場流通量は増えることが予想されます。なので、1年くらいかけてもう少し値下がりしそうな雰囲気ではありますね。
CV2A1R.BA0799
こちらもキャリバー16搭載モデル。3時位置にはデイデイト表示があります。税込み定価は¥545,400です。
実勢価格は最安で¥312,500。平均で¥316,330。定価比率は約57%でした。
直近1年間では約7千円値下がりしていますが、最安時は31万円以下でしたので、これから購入される場合には、31万円を切ったタイミングが狙い目かと思います。
CAR201V.FT6046
カレラシリーズ最後はこちら。キャリバー01搭載のクロノグラフモデル。 スケルトン文字盤のフェイスに、ラバーストラップを組み合わせた高級スポーツウォッチです。定価は税込みで¥615,600。カレラシリーズの中では、かなり高額です。
実勢価格の方はというと、最安で¥369,280、平均で¥382,722でした。
これ、一見するとウブロのアエロバンの様なデザインですよね。どちらもLVMHグループなので、デザインする際にインスパイアされたという可能性も十分にありますね。
とはいえ、アエロバンはこの価格では買えませんから、30万円台という手頃な価格で、スケルトン文字盤の大判クロノグラフを楽しめるというのは、とても魅力的だと思います。
フォーミュラ1の販売相場と定価
では、続いてはフォーミュラ1の価格、見ていきましょう!
CAZ1011.BA0842
まずはこちら。フォーミュラ1クォーツ。43mm径のステンレスケースに、分厚いチタン製の240タキメーターベゼルを装備したモデルです。定価は税込みで¥210,600。
クォーツ式なので、定価も安め、といっても20万円以上しますが、高級ブランドウォッチの中では安価な方かと思います。
実勢価格は、最安で¥127,500、平均で¥135,180と、カレラ同様に定価よりも安い設定になっています。
CAZ1014.BA0842
続いてこちら43mm径オールステンタイプのバリエーション。税込み定価は、先ほどのチタンベゼルよりもさらに安い¥178,200。
実勢価格、最安値は¥103,000、平均でも¥111,102と、非常に優しい価格設定になっています。タグホイヤーのクロノグラフモデルが10万円ちょっとで買えてしまうというのは、驚きですね!
しかも、過去1年値下がり傾向になっているので、近々10万円切りそうな雰囲気もでています。
これから高級時計デビューしようと思っている方、特別機械式にこだわりがあるわけじゃなく、クロノグラフが欲しいということであれば、このあたり狙い目なのではないでしょうか。
アクアレーサーの販売相場と定価
続いては、アクアレーサーシリーズ。いってみましょう。
WBD1110.BA0928
まずは41mmサイズのクォーツモデル。オールステンレスのケースに3針デイトというシンプルな機能のみを搭載したベーシックなモデルです。定価は税込みで¥178,200。
対して実勢価格はというと、現在の最安価格は¥104,800、平均価格は¥109,457です。やはりクォーツ、かなりお求め安い金額なのではないでしょうか。定価比率は約59% です。
この時計、ダイバーズという位置付けではありますが、デザイン的にビジネスでも十分使えそうですね。
WBD2110.BA0928
こちらは同じケースデザインの機械式のタイプ。キャリバー5を搭載しています。税込み定価は¥248,400。
実勢価格は、最安で¥141,980、平均では¥149,275でした。先ほどのクォーツモデルとケースデザインは同じですが、文字盤内のデザインは異なります。
あとは秒針の動きも、クォーツと機械式とで異なるので、お店で見かけた際にはじっくり見比べてみてください。
WAY201A.BA0927
続いては、43mm径の大判ケースにブラックセラミックのベゼルを組み合わせた自動巻きモデル。機械は先ほどと同じくキャリバー5を搭載しています。税込み定価は¥307,800。
現在、実勢価格の最安値は¥172,980、平均価格は¥182,348です。定価比率にすると約56%。ここまで10本見てきましたが、実勢価格の定価比率は、55%~60%がタグホイヤー人気モデルの基準値と言えそうですね。
モナコの販売相場と定価
続いてはモナコシリーズです。モナコは、1969年に登場した世界初のスクエア型防水ウォッチ。映画俳優スティーブ・マックイーンが愛用していたことでも知られる人気モデルです。
WAW131A.FC6177
まずはクォーツムーブメント搭載のスモセコ3針デイトモデル。定価は税込みで¥199,800です。
実勢価格の方は、最安で¥141,800、平均で¥143,916でした。直近1年では3千円ほど値下がりしていますね。一度14万円を切ったタイミングがあり、その時はまたすぐに値上がりして14万円台に戻っていますが、またそのチャンスが訪れる可能性は十分にあります。
これから購入を検討する場合は、価格コムの自動通知の機能を使って、安くなったタイミングを狙うのも良いかと思います。
CAW2111.FC6183
続いて、自動巻きクロノグラフ・キャリバー12を搭載した上位モデル。税込み定価は¥621,000です。
ブルーとホワイトの2トーンカラーに、赤い針の組み合わせがかっこいいモデルですね!
実勢価格は、最安で¥366,000。平均では¥381,400です。店舗による価格差が最大4.6万円あったので、購入の際はご留意ください。
価格のみでなく、購入体験の口コミや、購入後のアフターサービスなども確認してから、お店を決めるようにしましょう。
CAW211P.FC6356
続いてこちら。キャリバー11搭載の左リューズ仕様モデルです。税込み定価は¥680,400。
ブルーとホワイトの2トーン文字盤に赤いアワーマーカー、そして赤白2トーンの針というデザインながらも、派手になり過ぎていない点、秀逸です。
実勢価格は、最安が¥390,500。平均は¥405,066です。直近1年では2.4万円ほど値下がりしており、40万円以下でも入手可能になっています。
タグホイヤーを代表する名作のひとつが、この価格帯で買えるのは嬉しいですね!
オータヴィアの販売相場と定価
続いてオータヴィア。今年発売の新作は、まだ価格コムや楽天への掲載がなかったので、2017年発売のこちらの価格、見ていきます。
CBE2110.BA0687
オータヴィア・ヘリテージ・キャリバー02。80時間にまで延長されたパワーリザーブと、垂直クラッチ式のクロノグラフを装備したハイエンドモデルです。税込み定価は¥626,400。
実勢価格は最安で¥371,800。平均では¥377,850でした。発売当初は45万円以上したモデルですが、流通量の安定とともに価格が下がり、現在は定価比で59%というお得な設定になっています。
まとめ
というわけで、タグホイヤー新品実勢価格、2019年7月版、お送りしました。
今回ご紹介したモデル、定価より高かったモデルはなく、どれも実勢価格方が安い設定になっていました。定価比でいうと、55%~60%が実勢価格の相場となっていました。
定価60万円以上の高級モデルでも、実勢価格なら入手ハードルがグッと下がるというのは嬉しいですね!
また、タグホイヤーの良い所は、機械式と同じモデルで、クォーツ式の展開もあるというところです。クォーツ式のメリットである、価格の手頃感も嬉しいポイントになるかと思います。