結婚式や会食・パーティでは、服装だけでなく時計のドレスコードにも気をつけたいですよね。完璧な着こなしでも、時計一つでバランスが大きく崩れてしまうことも。
そこで今回は、実は見られる「時計のドレスコード」を紹介します。
目次
こんな場面が「フォーマルシーン」
ドレスコードが求められる「フォーマルシーン」。具体的には次のような場面がフォーマルシーンと言われています。
- 冠婚葬祭
- 式典(入学式・卒業式・成人式・祝賀会・記念式典・表彰式典など)
- レセプション・クリスマスパーティ
- 高級ホテルでのディナー・会食
- ◯◯会や◯◯式といった名称の催し物
ドレスウォッチの条件
ドレスウォッチの条件を一言で言うと、「シンプルな薄型2針であるかどうか」。
さらに細かく見ると、以下のような要素のある時計が、ドレスウォッチと認識されます。
- 薄型ケース
- ラウンド型(丸形)のケース
- 18K製ケース
- 長針・短針以外の機能が無い
- 白文字盤である
- 黒の革ベルト(表にステッチのない竹符のエナメルクロコ)
- ローマ数字インデックス
これら全てを満たすもののみが「ドレスウォッチ」ということではありませんが、これらの要素を満たす数が多いほど、より正装に近いドレスウォッチとなります。
秒針やカレンダーなど、機能性が増えるほど「時間に追われている」という印象を与えるため、「時間を気にしないほど優雅な時を過ごす」ようなパーティーにはふさわしくないというのが、ドレスウォッチの条件の由来です。
とはいえ気にし始めるとキリがありませんので、「シンプルな薄型時計か」と言えるかどうかが、現実的なドレスウォッチの線引きと言えるでしょう。
避けたほうが良い時計とは
反対に、これらの条件と真逆の時計ほど、フォーマルシーンでは浮いてしまうリスクの高い時計となります。特に以下のような時計は、公式感の強い場面では避けるのが望ましいです。
- デカ厚ケース
- ラウンド型以外のケース
- クロノグラフやダイバーズなどの多機能時計
- カラー文字盤
- 金属ブレス、特にラバーストラップ
こちらも程度問題で、たとえばジャガールクルトの「レベルソ」はスクエア型ケースながらも、ストラップや2針のシンプルなデザインから、フォーマルシーンに合わせられる時計といえます。
ただし派手な色の時計やダイバーズ・クロノグラフなどの多機能ウォッチ、ラバーストラップの時計は、明らかにドレスウォッチとは言えませんので、避けたほうが良い時計に当たります。
まとめ
たとえロレックスであっても、時と場合によってはフォーマルシーンに適さない時計となってしまいます。
いざという時に時計一つで浮かないためにも、NGラインを超えない時計をご用意しておくことをオススメします。