ロレックスサブマリーナデイトの登場は1965年のRef.1680。カレンダー早送り機構のないシンプルな作りで、トラブルが非常に少なく、アンティークロレックス市場において絶大な人気と信頼性を誇るこのモデルです。名機と呼ばれる所以と、買取価格について調査しました。
目次
- サブマリーナRef.1680が名機と呼ばれる意味
- cal.1570搭載の主なモデル
- 販売価格と買取価格の相場調査
- まとめ
サブマリーナRef.1680が名機と呼ばれる意味
1965年から1980年まで作られたサブマリーナRef.1680ですが、製造終了して35年以上経っているにもかかわらず、日本ロレックスのメンテナンスはまだ受付中。
これがなにを意味するかというと、時計としての信頼性が非常に高いということです。
特に注目なのが、ムーブメント。
サブマリーナRef.1680に搭載されているムーブメントcal.1570は、1960年代に誕生し、その後約20年もの間、ロレックスのスポーツモデルに使われてきました。
cal.1570の主な特徴
- 長時間高精度を維持できるより
- 細かい部品まで分解メンテナンスできる
- 各パーツが耐久性に優れている
- 構造がシンプルでトラブルが少ない
耐久性が高い点とメンテナンスのしやすさから、マイスターも絶賛の名機なのです。
cal.1570搭載の主なモデル
cal.1570は絶大な信頼性から、ロレックススポーツモデルの進化を支えてきました。
Cal.1570搭載の主なモデル
- サブマリーナデイト Ref.1680
- エクスプローラⅠ Ref.1016後期型
- GMTマスターⅠ Ref.1675
- デイトジャスト Ref.1601
- オイスターパーペチュアルデイト Ref.1500
特にアンティークロレックスとして人気が高いのは、スポーツモデルのサブマリーナ、エクスプローラー、GMTマスターです。
ロレックス サブマリーナ 1680 の販売価格と買取価格の相場調査
cal.1570は、アンティークロレックスの中では、最強のムーブメントとして、安定して高値で取引されています。
サブマリーナRef.1680の販売価格と買取相場は以下の通りです。
サブマリーナデイト Ref.1680 の販売価格
- エバンス様掲載 Ref.1680 ¥1,098,000
- サテンドール様掲載 Ref.1680 ¥1,298,000
- 一風騎士様掲載 Ref.1680 赤サブ ¥1,684,800
- ジャックロード様掲載 Ref.1680 赤サブ ティファニー ¥4,671,600
初期生産分の「SUBMARINER」の表記が赤い通称『赤サブ』がかなりの高額で販売されていました。また、赤サブの中でも、ティファニーとのWネームは別格でプレミア化しています。
サブマリーナデイト Ref.1680 の買取価格
ネット調査では、アンティークという特性上、買取実績の有無しかわかりませんでした。
赤サブというだけで値段が跳ね上がるように、製造年による文字盤の書体の差だったり、塗料の差だったりで、買取価格は大きく変化するようです。
Ref.1680の買取価格は、販売価格相場より推察するしかありません。メーカーメンテナンスがまだ受付中で、新品部品も手に入る『生きているアンティーク』であるということから、予想すると下記のようになります。
ロレックス サブマリーナデイト Ref.1680 の予想買取価格
通常品 ¥750,000 〜 ¥900,000
赤サブ ¥1,100,000 〜 ¥1,300,000
ティファニーWネーム 時価(目利き査定)
追記:2017年春の買取実績はこちら
→ ロレックス サブマリーナデイト 1680 買取価格 2016冬-2017春
上記、現行サブマリーナデイトの換金率(実勢価格に対して約70%)をもとに予想した買取価格です。
まとめ
いま販売されているRef.1680の中には、「2014年日本ロレックスにてオーバーホール済み」という個体もあり、メーカーお墨付きの名品であることがよくわかります。
それゆえ、アンティークサブマリーナRef.1680の買取価格は、アンティークに強いお店のみならず、通常のロレックス買取店でも同額の高額査定が期待できます。
一括査定などで、複数店舗に査定をお願いしてしまうのもありですが、文字盤のどこがどうだからいくら、という説明も欲しいという方は、目利き査定が出来る都内の有名店を利用しましょう。
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