課題は見えている人間しか解決ができない
2017/01/31
前職で尊敬していた役員が言っていた言葉
「課題は見えている人間しか解決ができない」
◆寝ている赤ちゃんに、車のブレーキは直せない
後ろのチャイルドシートで寝てる赤ちゃんには、そもそも車がなんたるかが解らない(概念がない)
横に座っているお母さんは、お父さんがなんか焦っているのと変な音がしていること位は
わかるけど何が問題のかはわからない(課題設定ができない)
不調の原因がブレーキだと気づいているお父さんが
解決策としてオートバックスかガソリンスタンドに行くしか
解決する術はないのだ
◆私の感じている「課題」と目指す「解決」
人口減少によって失われるモノが沢山あるだろうな、と思っている
1,内需が減る
2,労働力が減る
3,上記1,2を通じて文化を維持する基盤が損なわれる
日本文化をこよなく愛す人間として
3をなんとかしたいと思っている
人口減少は問題ない、という意見もあるかもしれないが一旦おいておく
◆減少する労働力対策
a)AIとロボットによる置換
AIやロボットが「日本語」で成長するのは英語や中国語で成長する後にならざるを得ない
→開発者のお仲間頑張って下さい
足りない部分を置換してくれれば良いが、足りてる部分を補完や置換してしまうと職を失う人も出るかもしれないので
その際にはベーシックインカムやAI課税を考える必要がある
→国
b)移民で補う※既出
→国
c)引退の年齢を引き上げる
→国
d)子育て支援
→国
意見は言えるが「直接的に」何かを行使できる部分は少ない
なので「減る内需」をどうにかしたい
◆減少する内需対策
e)内需を増やす
人口が減る「構造的」な問題のなかで
内需を増やすのは大変
f)内需減った分、外需を増やす
自分が直接関われるのは、ここ
6年前準備を始めて4年前に大きく舵を切った
職人のおじいちゃんのお話を聞いたり
和菓子や酒蔵の旦那や女将の歴史やこだわりを利いているのが幸せなので
圧倒的に日本にいて老舗巡りをしていたいのに
愛するあまり海外に行くことになる、という
老舗ラブパラドックスの真っ直中
経産省の方から話をうかがったが
当代が仕事をやめてしまうと終わってしまう伝統工芸が
数百あるという
失われた物や技術は二度ともどらない
そして、残ってれば良いってわけでもなく
同じカテゴリーに2社しかいないのと100社いるのとでは
文化の成熟度が変わってくる
多様性を飲み込める大きいマーケットは文化を育てる大事な畑なのだ
結果、インバウンドとアウトバウンドをやることにしました
インバウンドは新しく会社をつくったのでいずれお披露目したい
アウトバウンドについては、直接、伝統工芸や食品を海外に売って産地にお金を戻していくのも含め
日本の外需を増やすためのプラットフォーム作り、というのが今進めていること
47都道府県のよいものを世界195カ国に届けるagata構想
大同団結が明るい未来をもたらしますように
プラットフォームを実現すべく2017年も精進したい
日本のよいものを世界へ 世界のよいものを日本へ
伝統のよいものを現代へ 現代のよいものを伝統へを
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